小学生からプログラミング学習をおすすめする理由とは?効果的な家庭学習をサポートする教材も一挙紹介!

今や、プログラミングは小学校の必修科目となっている時代です。
そのため、家庭でのプログラミング教育は必要不可欠。しかし、どのように学習を進めていけばよいのかわからない保護者の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、学年別にプログラミング教材を紹介しています。お子さまに合った教材を選ぶ際の参考にしてください。
プログラミング教育が家庭で必要とされる理由。家庭学習での課題はある?
オンライン授業の需要が高まっている
小学生からプログラミングを家庭で学ぶ必要がある理由として、オンライン授業の需要が高まっていることが挙げられるでしょう。
その背景には、2020年の新型コロナウイルスの流行があります。コロナによる感染リスクを減らすという目的で、オンライン授業の需要が徐々に増加していったのです。
学校からもオンライン授業についてのアンケートがあったり、導入の連絡を受けたりと、すでに需要の高さを実感している人もいるのではないでしょうか。プログラミングの家庭学習は、今後ますます必要性を増していくはずです。
また、プログラミングを家庭で学ぶことは、さまざまなメリットが生じることも知っておきましょう。
親子でプログラミング学習に取り組めば、コミュニケーションが取れて会話が増えたり、保護者の方がサポートに徹することでお子さまとの絆も深まったりと、親子にとってプラスになることが多くあるのです。
家庭でのプログラミング学習における課題も
しかし、私たちみらいいでも、「プログラミングを教えたい気持ちはあるけれど、正直なところ不安でいっぱいなんです」など、保護者の方からよく不安の声をいただくことがあります。
実際に、家庭でプログラミング学習を始めたくても、いくつもの壁にぶつかってしまうご家庭も少なくありません。
たとえば、
- 子どもからプログラミングについて質問されても、「わからない」と答えてしまう
- 知らないうちに、子どもが悪質なサイトにアクセスしていた
- せっかくプログラミングの教材を購入したのに子どもに合わず、ずっと放置されている
などの課題が挙げられるでしょう。
そもそも、保護者の方がプログラミングに詳しくないという家庭も多くあります。どのようにお子さまをサポートしたらよいのかわからず、保護者にとってはプログラミング学習が大きな負担になってしまう場合も。
また、お子さまが安全にネットを利用できるよう適切な指導も行わなければいけません。
今は、小中学生の3人に2人がSNSを利用している時代(※)。
警察庁が提示したデータによると、SNSに起因した小学生の犯罪被害は右肩上がりになっていることがわかるでしょう。
引用元:教育とICT Online公式
たとえば、小学生女児の事例を見ていきましょう。
SNSで自分と同じ小学生の女児と出会い、毎日のようにメッセージをやり取りするようになります。悩みなども相談するようになり、すっかり相手のことを信頼するようになりました。
「写真を送ってほしい」と言われて送っていましたが、次第に要求はエスカレート。ついには、性的な写真まで送ってしまうことに。「もっと送らないと写真をばらまいてやる」と脅されるようになったため、やり取りしていた相手が小学生の女児になりすましていた成人男性だと初めて気づいたそうです。
このようなSNSトラブルは氷山の一角。トラブルを回避するためにも、お子さまのインターネットリテラシー教育は必要不可欠と断言できます。
しかし、ネットリテラシーについて教えることは非常に多いため、まず何から、どのように教えればよいのかわからないという保護者の方もいるでしょう。
使用する教材に関しても、保護者を悩ませる要因ではないでしょうか。
プログラミングを学ぶにあたって、子どもの年齢や理解度といった条件を考慮したうえで、子どもに合った教材を選ぶことが大切です。しかし、どのような教材がよいのかを判断するのは決して簡単なことではありません。
家庭でプログラミング学習を行う際、保護者の方は多くの課題を抱える可能性があるのです。
※参照元:モバイル社会研究所
プログラミング学習を怠ると起こり得るリスクとは?
テクノロジー活用が当たり前の時代、プログラミングリテラシー(プログラミングに関する正しい知識やスキルを理解し、適切に活用できる能力)は「読み書き算盤」と同様、必須スキルになっています。
小学生時代に、お子さまの「プログラミングって何?」「プログラミングを実際にやってみたい!」といった好奇心を満たしてあげないと、中学・高校で大きな差がついてしまうケースもあります。プログラミング学習が思うようにできなかった場合、どのようなリスクがあるのかを見ていきましょう。
スキルを習得できる貴重な機会を逃す
プログラミング学習を通じて、論理的思考や集中力、問題解決能力など、さまざまなスキルを身につけることが可能です。
プログラミングを学ばなければ、デジタル社会に適応できなかったり、仕事の選択肢が狭まったりするかもしれません。
プログラミングに対し苦手意識が生じてしまう
今では、小学校や中学校でプログラミングが必修化されています。そのため、家庭で自主学習ができないと、そもそも授業についていけなくなってしまうかもしれません。
小学生のうちからプログラミングに対する苦手意識が強くなると、入試に影響が出てしまうリスクもあります。
なぜなら、将来的にお子さまが受けるかもしれない大学入試共通テストには、2025年1月からプログラミングの問題が追加されているからです。授業についていけずプログラミング学習が疎かになることで、大学入試で不利になる可能性も否めない可能性があります。
ITリテラシーや安全なネット利用の知識を得られない
プログラミング学習を通じて、パソコンやインターネットの正しい使い方やリスクについて学ぶ機会を得られます。
学びを放置してしまった場合、お子さまはITリテラシーが低いままネットやデジタル機器を使用し続けることになってしまいます。それゆえ、トラブルや危険に巻き込まれる可能性も否めません。
スキルやITリテラシーを身につけるためにも、早いうちからプログラミングを学び、「できた!楽しい!」体験を積むことが重要です。
おすすめ!低学年向けプログラミング教材
ここでは、どのような教材を選べばよいのかわからない保護者の方向けに、低学年向けのおすすめの教材を紹介しています。お子さまの「好み別」に紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
ロボットが好きなお子さま向け
embot(エムボット)
embotは、ロボットを動かすプログラミングまで楽しめる教材です。
身近な素材であるダンボールが用いられているので、プログラミングが初めてのお子さんでもチャレンジしやすい点が魅力。
スターターキットは、
- 本体用ダンボール
- embotコア
- ブザー
- LEDライト
- サーボーモーター
- モーター用パーツ
- 説明書
がセットになっており、工具不要でロボットを組み立てられます。embot専用アプリからプログラミングを行うことで、ロボットを動かすこともできますよ。
embot専用アプリでは、お子さまの理解度に合わせてプログラミングレベルを5段階に設定することが可能。そのため、初心者から経験者まで楽しみながらプログラミングを学べるでしょう。
遊びを広げることで、さらにプログラミングに対する理解や好奇心を育めます。
mBot(エムボット)
mBotは、車型のロボットの組み立てからプログラミングまで学べる教材です。
ドライバー1本あれば本格的なロボットを組み立てられるため、工作が苦手な保護者の方でも比較的サポートしやすい点が特徴です。
ロボットの操作方法は、以下の2パターン。
- スマートフォン・タブレットにBluetoothで接続してリモコン操作
- プログラミングによる操作
プログラミングは、ブロックを並べて感覚的に行えるビジュアルプログラミングに対応しているため、初心者でも簡単に行えるでしょう。言語を利用した本格的なプログラミングも可能なので、お子さまの学習レベルに合わせて学べます。
mBotでプログラミングに慣れてきた場合、別売りの拡張パックをプラスすることでさらに違った形のロボットを組み立てられます。
拡張パックによって、ベーシックな車型から、サソリロボやビートルロボ、カエルロボなど、さまざまな形にすることが可能です。動作が増える分プログラミングの幅も広がるので、さらに学習意欲を促進できるでしょう。
デザインが好きなお子さま向け
Scratch(スクラッチ)
簡単な入力とマウス操作で、ブロックを組み合わせてプログラミングを行うのがScratch。Scratchは公式サイトにアクセスするだけで、誰でも無料でプログラミングを楽しむことができる教材です。
ブロックの組み合わせ方次第で、キャラクターの動きが変わったり、見た目が変わったり。自分でキャラクターも描けるので、デザイン好きのお子さんにぴったりなプログラミング教材と言えるでしょう。
ScratchはMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発し、150以上の国と地域で利用されているため、常にデザインや対応環境について見直しされています。いつでも最新の環境でプログラミングを学べる教材です。
おすすめ!高学年向けプログラミング教材
ここでは、高学年向けのおすすめの教材を紹介しています。こちらでもお子さまの「好み別」に紹介しているので、お子さまにぴったりな教材を見つけてください。
モノづくりが好きなお子さま向け
microbit(マイクロビット)
microbitは、教育用の小型コンピューターボードです。
イギリスの放送局BBCが開発し、英国では11歳~12歳の子どもを対象に無償で配布されています。手のひらに収まるほど小さいですが、多くの機能が搭載されています。
- LED25個
- ボタンスイッチ2個
- 端子
- 温度センサー
- 加速度センサー
- コンパス
- 無線通信
- USB接続
これらの機能にアイデアをプラスすれば、ロボットや楽器、ゲームなど幅広い工作が可能です。
また、microbitはパソコンにUSBケーブルで繋げるだけで使用できます。ネット環境に左右されずプログラミング学習を行いたい家庭におすすめの教材です。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)
Raspberry Piは、イギリスのラズペリーパイ財団によって開発された教育用コンピューターです。
Raspberry Piは電子工作の部品として使ったり、ディスプレイを繋いでプログラミングを行ったりなど幅広く使える点が魅力。カスタマイズ力があるので、モノづくりが大好きなお子さまは発想力を活かしながらプログラミングを学べるでしょう。
初心者向けのScratchから本格的なプログラミング言語まで対応しており、お子さまの理解度によって言語を変えて学習できます。モノづくりとプログラミングを楽しみたいなら、Raspberry Piは非常におすすめできる教材です。
プログラミングが好きなお子さま向け
Progate(プロゲート)
Progateは、初心者向けのプログラミング学習サイト。直感的で学びやすいスライド学習を採用しているので、プログラミングをより楽しく理解できるでしょう。
Progateは、無料で18のレッスンが受けられる「無料会員」、月額990円~(税込)ですべてのレッスンが受けられる「プラス会員」の2プランから選択可能。(※2025年5月時点)
プログラミングの基礎を固めたいなら「無料会員」、実践を重ねていきたいなら「プラス会員」がおすすめです。
プログラミングを学ぶお子さまにはみらいいアカデミアがおすすめ!
紹介した市販教材だけでも、十分にプログラミング学習を行うことは可能でしょう。
ただ、実際には「最初は楽しそうだったのに、すぐに飽きてしまう…」「これって本当に身についてるの?」と不安を抱く保護者の方も多くいらっしゃいます。
せっかく教材を買ったものの、結局続かずに終わってしまい、教材だけが放置されている。
何とかサポートしようと頑張ったけれど、どのように教えればよいのかわからず、労力と時間だけが削られていくだけ。
「教材はあるのにうまくいかない」ご家庭の声を、私たちはたくさん聞いてきました。
そのようなご家庭向けに設置されたのが、みらいいアカデミアです。
みらいいアカデミアとは、小学生向け専門設計のオンライン学習プログラム。
「好き」を起点に、プログラミングを楽しく学び続ける仕組みを構築し、講師による伴走サポートも提供しています。
みらいいアカデミアの特徴について、詳しく紹介していきましょう。
マンツーマンでオンラインレッスンを受けられる
「みらいいアカデミア」は、コーチとお子さまのマンツーマンのオンラインレッスン。
コーチは個々のお子さまの興味・関心に合わせて「何がやりたいか」を尊重し、常に寄り添ってサポートするスタイルで進めていきます。
担当するコーチは全員コーチングの研修を受講済みで、「子どもの想いを否定しない」「失敗しそうでもやらせて見守る」スタイルを重視。お子さまの想いをそのまま受け止めてくれるコーチと、「自分を受け入れてくれる」という安全な場所で、お子さまは安心してプログラミングの課題に挑戦できます。
自宅で受講できるため、お子さまの送迎を行う必要がない点も嬉しいポイントです。
楽しみながらプログラミングを学べるレッスン
みらいいアカデミアのレッスンは、バグのあるゲームを改良しながらプログラミングを楽しく無理なく学べる内容です。
展開しているコースは、
- ゲームのみ
- ゲームとロボット
の2コース。さらに、
- 1人で取り組むアドベンチャープラン
- コーチとのレッスンが月2回のベーシックプラン
- コーチとのレッスンが月4回のアドバンスプラン
の3つのプランから選ぶことができます。
お子さまの興味や関心、家庭の事情に応じての選択が可能です。お子さまに合わせたプランを選ぶことで、少しずつ確実に成長を実感できるでしょう。
コンテストに参加することで刺激を得られる
みらいいアカデミアは、ただレッスンを受けるだけの学習プログラムではありません。学んだプログラミングを活かして作成したゲームや、プログラミングしたロボットの動画をコンテストに応募する機会も得られます。
他のアカデミア会員が作ったゲームをしたり、自分の作ったゲームをプレイしてもらったりすることも可能。他のお子さまからよい刺激を得られるでしょう。コーチも、「できるかな?」というお子さまの不安な気持ちに寄り添いながらサポートしてくれるので、保護者の方も安心して任せられます。
「コンテストに応募する」という目標に向かって努力することは、お子さまにとってよい経験になりますよ。
ワークショップにも参加できる
みらいいアカデミアは、企業や自治体とのコラボレーション企画も多数開催しています。
アカデミア会員限定のオフライン、オンラインのワークショップにも参加可能。オリジナルゲームやクイズを題材にして、楽しく簡単にプログラミングを体験することができます。
多種多様なお仕事の魅力も学べるので、お子さまの視野も広がるかもしれません。
実際に職業体験ができる
実際に職業体験ができる点も特徴と言えるでしょう。
みらいいアカデミアは、「みらいいパーク」というプラットフォームからレッスンに参加しますが、みらいいパークには「ゲームゾーン」があります。実は、ゲームゾーンにあるゲームは、アカデミア会員で構成される「みらいいラボ」が関わって改良しています。
子どもたちがゲームをプレイし、改善点を見つけ、開発チームに伝え、フィードバックをもらう。自分たちの意見がゲームに反映されるこの流れは、立派な職業体験と言えるでしょう。
無料で体験可能なので、興味があればぜひお気軽にお問い合わせください!
「みらいいラボ」会員のインタビュー記事はこちら!リアルな声をお届けしています。
みらいいラボメンバーにインタビュー!「みんなのためになっておもしろい」「難しいより楽しい!」
みらいいアカデミアはこんな人におすすめ!
みらいいアカデミアは、以下のような人におすすめです。ひとつずつ解説していきましょう。
家庭だけの学習に限界を感じている人
忙しい中、お子さまの指導に時間を十分に取れない保護者の方もいるでしょう。みらいいアカデミアでは、担当のコーチがマンツーマンで優しく丁寧に指導してくれます。
コーチが1対1で教えてくれるので、家庭で学習するよりも確かな実力アップが期待できるでしょう。
お子さまのモチベーションを維持して学習を進めたい人
みらいいアカデミアでは、コンテストやワークショップに参加することができます。
自分が作ったゲームを他のお子さまにプレイしてもらうなどコミュニケーションが取れるので、よい刺激を受けられるはず。また、「みらいいラボ」に参加できれば、他のお子さまとミーティングする機会もあります。
他のお子さまとたくさん交流することで、「自分ももっとがんばろう」と思うお子さまも多くいるはず。大幅なモチベーションアップを図ることが可能です。
「みらいいラボ」のミーティングレポートの記事はこちら!
みらいいパークゲーム改良チーム「みらいいラボ」第6回ミーティングレポート「ニュースのお時間です」「WEBってクリエイト」
みらいいパークゲーム改良チーム「みらいいラボ」第7回ミーティングレポート「パークシミュレーター」「みらいいヘアサロン」「きょうのジカンワリ」
周りと差がつく学びを今からスタートさせたい人
みらいいアカデミアでは、コンテストや企業とコラボしたワークショップに参加することもできます。単なるプログラミング学習にとどまらず、ゲームを作成したり改良したり、さまざまな体験ができる点が大きな魅力。
ほかのレッスンではなかなかできない体験が、周りよりも差がつく学びを実現します。
プログラミングだけでなく、考える力、発信する力も伸ばしたい人
みらいいアカデミアのレッスンは、プログラミング学習を行うだけではありません。
コーチは、お子さまの「やりたい!」を尊重してくれるだけでなく、「なぜ?」に対してもお子さまと一緒に考えていくスタイルを採用しているので、主体性や論理的思考力、問題解決能力などがどんどん育っていきますよ。
家庭でのプログラミング学習にはお子さまに合った教材を選ぼう
小学生からプログラミングを家庭で学ぶ背景には、オンライン授業の需要の高まりがありました。しかし、家庭でプログラミング学習を行うには、そもそも保護者の方がプログラミングの知識がなかったり、どのような教材を選べばよいのかわからなかったり、多くの課題が生じます。
このサイトを参考にして、ぜひお子さまに合った教材を見つけてあげてください。
家庭学習だけでは心配という方は、プログラミング教室に通うのもおすすめです。ぜひ、みらいいアカデミアへの参加も検討してみてはいかがでしょうか。
みらいいアカデミアについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
プログラミングだけじゃない!体験から子どもたちの自立を促すオンラインプログラミングスクール「みらいいアカデミア」
プログラミング教材については、以下の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてください。
子どもにおすすめのプログラミング教材6選!特徴や選び方もチェック