小学校の先生になりたいお子さま必読!アンケート結果から紐解く今すぐ伸ばしたい論理力!

小学校の先生は、お子さまにとって家族以外の身近な大人です。先生がやさしく教えてくれたり、話を聞いてくれたりするうちに、「小学校の先生になりたいなあ」と憧れるお子さまもいるかもしれませんね。
ここでは、現在「先生・講師」として働いている人に実際にアンケート。その結果をもとに、小学校の先生に必要な能力や伸ばし方などについて解説しています。
「小学校の先生になりたい!」とお子さまが望んでいるなら、ぜひ参考にしてください。
小学校の先生とは?

小学校の先生ってどんな仕事?
小学校の先生は、児童の指導にあたり、基礎的学力が身につくよう教える仕事です。
具体的な仕事内容としては、
- 児童の学習指導
- 学年、クラスの運営
- 学校の運営
- PTAへの参加や保護者との交流
- 部活動の顧問
が挙げられます。
小学校の先生は中高とは異なり、国語や算数、理科、社会とすべての科目の教鞭をとります。ただし、音楽や家庭科は専門の先生が担当するケースも。
また、学年・クラスを運営し、児童一人ひとりの成長をサポートすることも大切な仕事です。担任として児童の出欠をとったり、毎日のホームルームを実施したり、日常における生活指導などを行ったり、多くの業務を担当しています。
ほか、入学式や運動会など、さまざまな学校行事をスムーズに進められるよう準備や計画を行う、PTAへの参加や家庭訪問などで保護者と交流する、といった仕事も欠かせません。
学校や地域によって異なりますが、部活動の顧問を務めるケースもあるようです。
日本で小学校の先生の仕事をしている人数は?
2024年時点、小学校の教員数は、42万5,174人です。2023年の同時期の教員数と比較すると、877人増加しています。
小学校の教員数が増加している要因として、文部科学省の担当者は「特別支援学級の増加の影響が大きい」と説明しています。特別支援学級の数が小学校で増えているため、それに比例して教員数も増えているようです。
参照元:学校基本調査
小学校の先生の年収は?
年収については、実際に答えていただいたアンケート結果をもとに解説していきましょう。
アンケートによると、同じ「先生・講師」といっても、年収は非常に幅広いことがわかります。
200万未満という人もいれば、300~400万、500~700万という人も。
働いている施設や勤続年数、雇用形態などによって大きく変わってくると言えるでしょう。
「地方公務員給与実態調査結果」によれば、小学校の教育職の平均月給は、38万1,578円です。こちらに各種手当やボーナスなどが加算されて、年収は約630万円になると考えられます。
小学校の先生になるには?
小学校の先生になるには、4年制大学や短大といった小学校教職課程を履修できる教育機関を卒業しなければいけません。
教員免許には、「一種免許」「二種免許」「専修免許」があり、通っている学校によって取得できる免許は異なります。一種は4年制大学、二種は短大、専修は大学院でそれぞれ必須科目を履修して取得できる免許です。
一種、二種、専修の違いについて説明すると、業務内容に大きな差はありません。業務内容に違いはありませんが、初任給に差が生じる点が異なるところ。二種免許より一種免許、一種免許より専修免許の方が初任給は高くなります。
教員免許を取得後、各都道府県で実施される教職員採用試験に合格し、採用されると、初めて先生として小学校で働くことが可能です。
教職員採用試験は、筆記試験のほか、面接、実技が行われます。実技については、ピアノや水泳、器械体操などが含まれるケースもあるようです。筆記や面接はもちろん、実技においても十分に対策を行ったうえで試験に臨んでください。
公立小学校の採用試験
都道府県や政令指定都市がそれぞれ行っています。
採用試験は、ほとんどの自治体が一次試験、二次試験を実施。地域によって試験科目や内容は異なりますが、一次試験は筆記、二次試験は面接中心になっているケースが多いようです。
ほか、論文や実技、模擬授業や適性検査を行っている自治体もあります。希望する自治体の募集要項をよくチェックし、内容や傾向がどのようなものであるかを下調べしておきましょう。
私立・国立小学校の採用試験
教員採用試験は、各学校にて行われます。
私立・国立の場合、試験内容や募集時期は学校ごとに異なっています。希望する学校があれば、まず採用試験の情報を収集し、内容をしっかりとチェックしてください。
小学校の先生に必要な能力と小学生からの伸ばし方

アンケート結果をもとに解説していきましょう。
粘り強さ
粘り強さとは、あきらめずに根気よく最後までやり抜く能力です。
クラス内では、児童同士のトラブルや校則に違反する行動、友だちを否定する言動などが見られるケースが多々あります。
そのような時には、先生は毅然とした態度で注意しなければいけません。しかし、なかなか理解してもらえなかったり、言動が直らなかったりすると、「どうしてわかってくれないんだろう?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
しかし、そこであきらめることなく、温かく粘り強く指導していくことで、児童の健全な成長をサポートできます。
お子さまが粘り強さを習得するには、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけさせること、そして、結果だけでなくプロセスも褒めること。小さな目標を設定し、クリアするたびにお子さまは少しずつ自信がついていきます。
成功体験と小さな自信の積み重ねが、いつしか粘り強さに結びついていきますよ。
論理力と整理
論理力とは、物事に対し、筋道を立てて理解・説明できる力のことです。相手にわかるように説明するためには、物事を整理する力も必要になりますね。
小学校の先生に論理力が必要な理由として、まずは児童の論理力育成が挙げられます。先生が論理的に説明できないと、児童にもその能力を伝授することはできません。
また、論理的に説明することで、授業の質も向上するでしょう。授業内容を整理し、順序だてて、わかりやすく伝えることができます。
お子さまが論理力を身につけるには、本を読む、プロセスを尋ねる会話を日常的に取り入れる、自分で調べる習慣を身につけさせる、プログラミングを学んでみるなど、さまざまな方法があります。
プロセスを尋ねる会話とは、「それはなぜ?」「たとえば?」「じゃあどうすればいいかな?」など、質問を会話に取り入れること。質問された子どもは、答えるために内容を考え直したり、複数の方法を考えたりします。
順序だてて考えたり話したりすることで、おのずと論理力と物事を整理する力が育っていきますよ。
論理力を伸ばす方法は次の記事も参考にしてください。
子どもの論理的思考力をアップさせる方法6選!可能性を広げよう!
傾聴力
傾聴力とは相手の話に耳を傾け、熱心に聞くスキルを指します。不安や悩みなど、まっすぐに聞き入れることで、相手は少しずつ信頼を寄せてくれるようになります。
児童や保護者との信頼関係を築くためにも、傾聴力は先生に必要な能力と言えるでしょう。
お子さまの傾聴力を高めるためには、本人の発言を急かさずに最後まで聞くことを心がけてください。親がゆっくりと話を聞いてくれれば、子どもも自然と真似をするようになります。
また、お子さまと親が順番に話すことを習慣づけるのもよいでしょう。「相手の話を遮らない」「相手の話を最後まで聞く」などのルールを決めて会話をするのがポイントです。
ルールを守りながら会話をすることで、自然と傾聴力が身についていきます。
対話と会話
先ほどの傾聴力とも似ていますが、小学校の先生にとって、対話力・会話力も必要なスキル。児童との会話はもちろん、保護者やほかの先生との関わりも多くあります。
スムーズにコミュニケーションをとるためにも、対話力・会話力は早いうちから身につけておきたいところ。
お子さまがこれらのスキルを身につけるには、友だちとの遊びやスポーツを通して学ぶのがよいでしょう。課外学習やアウトドア体験といった直接体験もおすすめです。
直接体験については、以下の記事も参考にしてください。
直接体験で生きる力を身につけよう!体験が大切な理由とおすすめの体験を詳しく解説!
小学校の先生が小学生の時にやっていた遊び5選!

アンケートの結果から、上位5選を調べてみました。
「先生・講師」の人が小学生時代に関心・興味を持っていたことは、
- 運動すること
- ゲームをすること
- モノをつくること
- 生き物の性質や暮らしを知ること
- 本を読むこと
でした。
小学生時代は体育の授業もあり、スポーツを習っているお子さまもいるので、運動することに関心や興味があるのはうなずけます。体を動かすのが好きだったり、運動が得意だったりすれば、体育の教師になりたい!と思うお子さまもいるでしょう。
一方、小学生らしく、ゲームをすることに興味を持っていた人も多いようです。
モノづくり、生き物の性質や暮らしに関心を寄せていた人も一定数いました。
小学生時代、とくに低学年のときは、さまざまなことに興味がわく年頃です。その好奇心を大切にし、多くのことを体験させてあげてください。体験から学んで「知りたい」を満たせば、それはお子さまの知識となって蓄積されていきます。
本を読むことは、語彙力が広がったり幅広い知識が身についたりと多くのメリットがあるので、先生を目指しているお子さまにはおすすめの趣味です。読書習慣は、小学生のうちから身につけておいて損はないと言えるでしょう。
読書の効果については、以下の記事を参考にしてください。
【小学生の冬休みにおすすめ!】読書によって得られる効果を徹底解説
小学校の先生がやっていた習い事
習い事についても、アンケート結果をもとに説明していきましょう。
小学校の先生がやっていた習い事として、
- 水泳
- 国語・算数などの教科
- ピアノやバイオリンなど楽器
- 野球
という答えが多くありました。
勉強はもちろんのこと、スポーツや楽器を習っている人が多い印象です。
水泳は、小学生の習い事ランキングでも上位にくるスポーツ。無理なく全身運動ができるだけでなく、心肺機能を鍛える効果もあります。
また、スポーツやピアノなどの楽器の習い事は、協調性やコミュニケーション力など、お子さまの非認知能力を高めるのにも適しているそう。先生になるのに必要なスキルを学べる習い事と言えるのではないでしょうか。
非認知能力については、以下の記事でも詳しく解説しています!
非認知能力をぐんぐん伸ばそう!非認知能力が伸びるおすすめ習い事5選
小学生の習い事については、以下の記事を参考にしてください。
小学生の習い事おすすめは?選び方やメリットも紹介!
小学校の先生の経験を活かせそうなほかの仕事は?

「小学校の先生の経験を活かせそうなほかの仕事は何か?」という質問について、アンケートでは、以下のような回答が得られました。
- 博士
- コンサルタント
- 心理カウンセラー/キャリアカウンセラー
- 公務員
博士や公務員は、小学校の先生になるために身に付けた知識や経験を活かせる職業という回答が多くありました。
とくに、博士は「人に教える」という点では先生と共通しているため、経験を十分に活かせるでしょう。ひとつのことをとことん突きつめたい人にとってもおすすめです。
また、公立の小学校の先生は地方公務員であることから、公務員も先生の経験を活かせる職業のようです。
この場合の公務員とは、「市役所の職員」と考えるとわかりやすいかもしれません。対話力や事務処理能力などが役立つでしょう。
コンサルタントという職業は意外な印象を受けますが、先生としての経験を十分に活かせる業務があります。
たとえば、タスク管理能力や資料作成能力は、コンサルタントがクライアントに行うプレゼンテーションスキルにつながっています。授業に使う教材の作成能力は、目で見て伝わりやすい資料の作成に活かせるでしょう。
「サービスを提供する相手が児童・保護者からクライアントに変わっただけであり、仕事の進め方や考え方はよく似ている」というコンサルタントの声もありますよ。
心理カウンセラーについても、同様のことが言えるでしょう。
傾聴力や対話力などを十分に活かし、相手の悩みや不安に寄り添ってあげられるはず。今はスクールカウンセラーが在籍している学校もありますし、生徒との関わり方などについてもサポートできるのではないでしょうか。
参考書籍の紹介
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20〜50代の幅広い世代の教師が、自身の経験と反省を活かしつつ、その方法をアドバイスしてくれる本。
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小学校の先生とは?
小学校の先生ってどんな仕事?
小学校の先生は、児童の指導にあたり、基礎的学力が身につくよう教える仕事です。
具体的な仕事内容としては、
- 児童の学習指導
- 学年、クラスの運営
- 学校の運営
- PTAへの参加や保護者との交流
- 部活動の顧問
が挙げられます。
小学校の先生は中高とは異なり、国語や算数、理科、社会とすべての科目の教鞭をとります。ただし、音楽や家庭科は専門の先生が担当するケースも。
また、学年・クラスを運営し、児童一人ひとりの成長をサポートすることも大切な仕事です。担任として児童の出欠をとったり、毎日のホームルームを実施したり、日常における生活指導などを行ったり、多くの業務を担当しています。
ほか、入学式や運動会など、さまざまな学校行事をスムーズに進められるよう準備や計画を行う、PTAへの参加や家庭訪問などで保護者と交流する、といった仕事も欠かせません。
学校や地域によって異なりますが、部活動の顧問を務めるケースもあるようです。
日本で小学校の先生の仕事をしている人数は?
2024年時点、小学校の教員数は、42万5,174人です。2023年の同時期の教員数と比較すると、877人増加しています。
小学校の教員数が増加している要因として、文部科学省の担当者は「特別支援学級の増加の影響が大きい」と説明しています。特別支援学級の数が小学校で増えているため、それに比例して教員数も増えているようです。
参照元:学校基本調査
小学校の先生の年収は?
年収については、実際に答えていただいたアンケート結果をもとに解説していきましょう。
アンケートによると、同じ「先生・講師」といっても、年収は非常に幅広いことがわかります。
200万未満という人もいれば、300~400万、500~700万という人も。
働いている施設や勤続年数、雇用形態などによって大きく変わってくると言えるでしょう。
「地方公務員給与実態調査結果」によれば、小学校の教育職の平均月給は、38万1,578円です。こちらに各種手当やボーナスなどが加算されて、年収は約630万円になると考えられます。
参照元:令和5年地方公務員給与の実態 統計表Ⅰ(PDF)
小学校の先生になるには?
小学校の先生になるには、4年制大学や短大といった小学校教職課程を履修できる教育機関を卒業しなければいけません。
教員免許には、「一種免許」「二種免許」「専修免許」があり、通っている学校によって取得できる免許は異なります。一種は4年制大学、二種は短大、専修は大学院でそれぞれ必須科目を履修して取得できる免許です。
一種、二種、専修の違いについて説明すると、業務内容に大きな差はありません。業務内容に違いはありませんが、初任給に差が生じる点が異なるところ。二種免許より一種免許、一種免許より専修免許の方が初任給は高くなります。
教員免許を取得後、各都道府県で実施される教職員採用試験に合格し、採用されると、初めて先生として小学校で働くことが可能です。
教職員採用試験は、筆記試験のほか、面接、実技が行われます。実技については、ピアノや水泳、器械体操などが含まれるケースもあるようです。筆記や面接はもちろん、実技においても十分に対策を行ったうえで試験に臨んでください。
公立小学校の採用試験
都道府県や政令指定都市がそれぞれ行っています。
採用試験は、ほとんどの自治体が一次試験、二次試験を実施。地域によって試験科目や内容は異なりますが、一次試験は筆記、二次試験は面接中心になっているケースが多いようです。
ほか、論文や実技、模擬授業や適性検査を行っている自治体もあります。希望する自治体の募集要項をよくチェックし、内容や傾向がどのようなものであるかを下調べしておきましょう。
私立・国立小学校の採用試験
教員採用試験は、各学校にて行われます。
私立・国立の場合、試験内容や募集時期は学校ごとに異なっています。希望する学校があれば、まず採用試験の情報を収集し、内容をしっかりとチェックしてください。
小学校の先生に必要な能力と小学生からの伸ばし方
アンケート結果をもとに解説していきましょう。
粘り強さ
粘り強さとは、あきらめずに根気よく最後までやり抜く能力です。
クラス内では、児童同士のトラブルや校則に違反する行動、友だちを否定する言動などが見られるケースが多々あります。
そのような時には、先生は毅然とした態度で注意しなければいけません。しかし、なかなか理解してもらえなかったり、言動が直らなかったりすると、「どうしてわかってくれないんだろう?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
しかし、そこであきらめることなく、温かく粘り強く指導していくことで、児童の健全な成長をサポートできます。
お子さまが粘り強さを習得するには、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけさせること、そして、結果だけでなくプロセスも褒めること。小さな目標を設定し、クリアするたびにお子さまは少しずつ自信がついていきます。
成功体験と小さな自信の積み重ねが、いつしか粘り強さに結びついていきますよ。
論理力と整理
論理力とは、物事に対し、筋道を立てて理解・説明できる力のことです。相手にわかるように説明するためには、物事を整理する力も必要になりますね。
小学校の先生に論理力が必要な理由として、まずは児童の論理力育成が挙げられます。先生が論理的に説明できないと、児童にもその能力を伝授することはできません。
また、論理的に説明することで、授業の質も向上するでしょう。授業内容を整理し、順序だてて、わかりやすく伝えることができます。
お子さまが論理力を身につけるには、本を読む、プロセスを尋ねる会話を日常的に取り入れる、自分で調べる習慣を身につけさせる、プログラミングを学んでみるなど、さまざまな方法があります。
プロセスを尋ねる会話とは、「それはなぜ?」「たとえば?」「じゃあどうすればいいかな?」など、質問を会話に取り入れること。質問された子どもは、答えるために内容を考え直したり、複数の方法を考えたりします。
順序だてて考えたり話したりすることで、おのずと論理力と物事を整理する力が育っていきますよ。
論理力を伸ばす方法は次の記事も参考にしてください。
子どもの論理的思考力をアップさせる方法6選!可能性を広げよう!
傾聴力
傾聴力とは相手の話に耳を傾け、熱心に聞くスキルを指します。不安や悩みなど、まっすぐに聞き入れることで、相手は少しずつ信頼を寄せてくれるようになります。
児童や保護者との信頼関係を築くためにも、傾聴力は先生に必要な能力と言えるでしょう。
お子さまの傾聴力を高めるためには、本人の発言を急かさずに最後まで聞くことを心がけてください。親がゆっくりと話を聞いてくれれば、子どもも自然と真似をするようになります。
また、お子さまと親が順番に話すことを習慣づけるのもよいでしょう。「相手の話を遮らない」「相手の話を最後まで聞く」などのルールを決めて会話をするのがポイントです。
ルールを守りながら会話をすることで、自然と傾聴力が身についていきます。
対話と会話
先ほどの傾聴力とも似ていますが、小学校の先生にとって、対話力・会話力も必要なスキル。児童との会話はもちろん、保護者やほかの先生との関わりも多くあります。
スムーズにコミュニケーションをとるためにも、対話力・会話力は早いうちから身につけておきたいところ。
お子さまがこれらのスキルを身につけるには、友だちとの遊びやスポーツを通して学ぶのがよいでしょう。課外学習やアウトドア体験といった直接体験もおすすめです。
直接体験については、以下の記事も参考にしてください。
直接体験で生きる力を身につけよう!体験が大切な理由とおすすめの体験を詳しく解説!
小学校の先生が小学生の時にやっていた遊び5選!
アンケートの結果から、上位5選を調べてみました。
「先生・講師」の人が小学生時代に関心・興味を持っていたことは、
- 運動すること
- ゲームをすること
- モノをつくること
- 生き物の性質や暮らしを知ること
- 本を読むこと
でした。
小学生時代は体育の授業もあり、スポーツを習っているお子さまもいるので、運動することに関心や興味があるのはうなずけます。体を動かすのが好きだったり、運動が得意だったりすれば、体育の教師になりたい!と思うお子さまもいるでしょう。
一方、小学生らしく、ゲームをすることに興味を持っていた人も多いようです。
モノづくり、生き物の性質や暮らしに関心を寄せていた人も一定数いました。
小学生時代、とくに低学年のときは、さまざまなことに興味がわく年頃です。その好奇心を大切にし、多くのことを体験させてあげてください。体験から学んで「知りたい」を満たせば、それはお子さまの知識となって蓄積されていきます。
本を読むことは、語彙力が広がったり幅広い知識が身についたりと多くのメリットがあるので、先生を目指しているお子さまにはおすすめの趣味です。読書習慣は、小学生のうちから身につけておいて損はないと言えるでしょう。
読書の効果については、以下の記事を参考にしてください。
【小学生の冬休みにおすすめ!】読書によって得られる効果を徹底解説
小学校の先生がやっていた習い事
習い事についても、アンケート結果をもとに説明していきましょう。
小学校の先生がやっていた習い事として、
- 水泳
- 国語・算数などの教科
- ピアノやバイオリンなど楽器
- 野球
という答えが多くありました。
勉強はもちろんのこと、スポーツや楽器を習っている人が多い印象です。
水泳は、小学生の習い事ランキングでも上位にくるスポーツ。無理なく全身運動ができるだけでなく、心肺機能を鍛える効果もあります。
また、スポーツやピアノなどの楽器の習い事は、協調性やコミュニケーション力など、お子さまの非認知能力を高めるのにも適しているそう。先生になるのに必要なスキルを学べる習い事と言えるのではないでしょうか。
非認知能力については、以下の記事でも詳しく解説しています!
非認知能力をぐんぐん伸ばそう!非認知能力が伸びるおすすめ習い事5選
小学生の習い事については、以下の記事を参考にしてください。
小学生の習い事おすすめは?選び方やメリットも紹介!
小学校の先生の経験を活かせそうなほかの仕事は?
「小学校の先生の経験を活かせそうなほかの仕事は何か?」という質問について、アンケートでは、以下のような回答が得られました。
- 博士
- コンサルタント
- 心理カウンセラー/キャリアカウンセラー
- 公務員
博士や公務員は、小学校の先生になるために身に付けた知識や経験を活かせる職業という回答が多くありました。
とくに、博士は「人に教える」という点では先生と共通しているため、経験を十分に活かせるでしょう。ひとつのことをとことん突きつめたい人にとってもおすすめです。
また、公立の小学校の先生は地方公務員であることから、公務員も先生の経験を活かせる職業のようです。
この場合の公務員とは、「市役所の職員」と考えるとわかりやすいかもしれません。対話力や事務処理能力などが役立つでしょう。
コンサルタントという職業は意外な印象を受けますが、先生としての経験を十分に活かせる業務があります。
たとえば、タスク管理能力や資料作成能力は、コンサルタントがクライアントに行うプレゼンテーションスキルにつながっています。授業に使う教材の作成能力は、目で見て伝わりやすい資料の作成に活かせるでしょう。
「サービスを提供する相手が児童・保護者からクライアントに変わっただけであり、仕事の進め方や考え方はよく似ている」というコンサルタントの声もありますよ。
心理カウンセラーについても、同様のことが言えるでしょう。
傾聴力や対話力などを十分に活かし、相手の悩みや不安に寄り添ってあげられるはず。今はスクールカウンセラーが在籍している学校もありますし、生徒との関わり方などについてもサポートできるのではないでしょうか。
参考書籍の紹介
「教師になるには」
20〜50代の幅広い世代の教師が、自身の経験と反省を活かしつつ、その方法をアドバイスしてくれる本。
教員採用試験の受け方などのほか、教師になるために知っておきたいこと、学生時代にやっておきたいことなどをわかりやすく教えてくれます。
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