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金利とは?小学生向けにわかりやすく解説!利子との違いと決まり方

みらいの学び
公開日:2026年8月8日 更新日:2026年8月8日
 金利とは?小学生向けにわかりやすく解説!利子との違いと決まり方

子どもから「金利って何?」と聞かれ、どのように説明すればよいか困ったことはありませんか。

言葉は知っていても、仕組みまで分かりやすく伝えるのは難しいものです。

金利は数字や聞き慣れない言葉が多く、仕組みも複雑で難しく感じますが、銀行にお金を預けたり、家などを買うためにお金を借りたりするときに関わる身近なものです。 

この記事では金利とは何なのか、金利と利子の違い、景気や物価が金利に与える影響を小学生向けにわかりやすく解説します。

読み終えるころには、金利が上がったり下がったりすると預金や住宅ローン、暮らしにどのような影響があるのかを理解できるようになるでしょう。

家族でお金について話すきっかけにしてみてください。

もくじ

    金利とは?小学生にもわかりやすく解説

    金利は、お金を預ける人と借りる人の両方に関係する割合です。
    元のお金に対して、一定の期間にどれくらいの利子や利息が付くのかを示します。

    まずは、利用料に置き換えて意味を整理し、%を使った表し方を確認します。

    金利とはお金を貸し借りするときにかかる利用料のようなもの

    金利とは、お金を貸し借りするときにかかる利用料のようなものです。
    たとえば、自転車や道具を借りると、借りたことへの利用料がかかる場合があります。

    お金を借りるときも同じように、借りた金額に応じた利用料がかかります
    1万円を借りた場合、返す金額は元の1万円と同じとは限りません。
    借りた金額や期間によって、利用料が加わるためです。

    一方、銀行にお金を預けることは、銀行へお金を貸している状態に近いと考えます。
    そのため、預けた人は、銀行からお金を貸したことへの利用料を受け取る場合があります。

    このように、金利はお金を借りる側にとっては支払う利用料、貸す側にとっては受け取る利用料です。

    金利は「%(パーセント)」で表される

    金利は、元のお金に対する「%(パーセント)」で表されます
    たとえば、金利年1%は、1年間に元のお金の1%にあたる利用料が発生するという意味です。

    1万円を年1%の金利で1年間銀行に預けた場合を考えてみましょう。
    利用料として実際に受け取るお金は、以下の式で計算できます。

    10,000×0.01(1%)=100

    この場合、「1%」が金利で、計算によって出た100円が実際に動くお金です。
    お金を貸した側にとっては受け取る金額となり、借りた側にとっては支払う金額になります。

    金利の数字が同じでも、元のお金が変われば実際に受け取ったり支払ったりする金額も変わります。

    なぜ金利があるの?小学生向けにやさしく解説

    お金を貸し借りする際、なぜ金利が必要なのでしょうか。
    金利が必要な理由やお金を貸す人と借りる人の関係、銀行が貸し出しを行う仕組みを確認していきましょう。

    金利はお金を貸す人へのお礼だから

    金利は、お金を貸してくれた人へのお礼として支払います。
    お金を借りる人は必要なことにお金を使えるようになる反面、お金を貸す人は返してもらうまで負担がかかるからです。

    たとえば1万円を1年間貸すと、その間は貸したお金で買い物ができません。
    さらに、約束どおり返してもらえるとは限らないため、貸す側にはお金が返ってこないリスクがあります。

    ただ借りたお金を返すだけでは、お金を貸す人には何もメリットがありません。
    そこで借りる側は元のお金に加えて、お礼として金利を支払います。

    金利によって、借りる側は必要なお金を使えるようになり、貸す側はそのお礼を受け取るという関係を成り立たせる仕組みができています

    銀行は預かったお金を貸し出している

    銀行には、家庭や会社などから多くのお金が預けられています。

    銀行は預かったお金などを資金の一部としてお金を必要としている人や会社へ貸し出し、お金を借りた人から利用料を受け取ります

    受け取った金利は、預金した人へ支払う利息や、銀行を運営するための費用などに充てられます。

    お年玉やおこづかいを銀行口座に入れた経験がある人もいるでしょう。
    銀行にお金を預けることは、預金を受け入れ、人や会社へお金を貸し出す銀行の仕組みに参加することでもあります

    預けた金額に応じて利息を受け取ることで、自分もお金の流れに関わっていると実感できます。

    金利と利子(利息)の違いをわかりやすく説明

    金利と利子は似ているため、同じ意味だと思う人もいるかもしれません。
    それぞれが何を表す言葉なのかを整理したうえで、1万円を銀行に預けた場合の金利と利子を具体的に見てみましょう。

    金利は割合、利子は実際にもらう・払うお金のこと

    金利と利子の違いは、割合と実際の金額の違いです。
    以下の表で比較してみましょう。

    利子と利息は、ほぼ同じ意味で使われることがあります。
    銀行によっては、預金で受け取るお金にも「利息」という言葉を使います。
    そのため、利子と利息を細かく分けて覚える必要はありません。

    金利は計算に使う割合、利子や利息は実際に動くお金と整理すると、違いを理解しやすくなります。
    1万円を預けると金利と利子はどうなる?
    1万円を年1%の金利で1年間預けた場合を考えてみましょう。
    利子を求める計算式は、以下のとおりです。

    10000×0.01(1%)=100

    この場合、「1%」が金利で、「100円」が受け取る利子です。

    同じ金利でも、元のお金が変われば利子も変化します
    以下の表で比べてみましょう。

    表から、預ける金額が10倍になると、同じ金利でも利子が10倍になることが分かります。
    利子は預ける金額と金利によって算出されると覚えておきましょう。

    金利はどうやって決まる?仕組みを知ろう

    金利は、商品やサービスがどれくらい売れているか、物価がどう動いているか、お金を借りたい人や会社がどれくらいいるかによって変わります。

    金利が上がったり下がったりする基本的な仕組みや日本銀行の役割をみていきましょう。

    景気や物価の変化が金利に影響する

    お金を借りたい人の多さや物価(物の価格)の動きが変わることで、金利は上がったり下がったりします

    景気がよくなると、家庭の買い物や会社の設備投資が増え、お金を借りたい人や会社も多くなります。
    借りたい人が増えると高い金利でも借りやすくなるため、金利は上がる傾向があります。

    反対に景気が悪くなると買い物や会社の活動が減り、お金を借りたい人も少なくなるので、お金を借りてもらいやすくするために金利は下がる傾向があります。

    景気が経済に与える影響をもっとよく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。
    円安と円高って何?小学生向けに分かりやすく解説!

    日本銀行(日銀)が金利を調整している

    日本銀行は、日本のお金の流れや物価の安定を支える中心的な銀行です。
    日本銀行は政策金利と呼ばれる金利などを調整し、世の中の金利に影響を与えています。
    景気が悪いときは金利を低くする方向へ働きかけ、お金を借りやすくするよう調整します。

    反対に、物価が上がりすぎているときは金利を高くする方向へ働きかけ、お金の使われ方を落ち着かせるのも日本銀行の役割です。

    ただし、日本銀行が預金金利や住宅ローン金利を1つずつ直接決めているわけではありません。
    日本銀行の動きや景気、物価などをもとに、それぞれの銀行が預金やローンの金利を設定しています。

    金利とは私たちの生活とどう関係している?

    ニュースで金利が話題になるのは、預金やローンを通して、多くの人の生活に影響を与えるためです。
    金利が暮らしのなかでどのように関係しているのかを確認しましょう。

    お金を預けるなら金利が高い方が増えやすい

    同じ金額を同じ期間預ける場合、基本的には金利が高いほど、受け取る利息も増えやすくなります
    たとえば、10万円を1年間預けた場合の利息を、以下の表で比べてみましょう。

    金利が0.1%から1%になると、受け取る利息は100円から1,000円に増えます。

    お年玉やおこづかいを預ける際は、銀行によって金利が違うことを意識してみると、お金が増える仕組みを理解しやすくなるでしょう。

    お金を増やすには、投資という選択肢もあります。
    小学生でも投資でお金を増やせる方法を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしましょう。
    投資を活用してお金を増やす力を鍛える!お小遣いを使った投資の練習方法も紹介!

    お金を借りるなら金利が低い方が返しやすい

    銀行から同じ金額を同じ期間借りる場合、金利が低いほど、支払う利息は少なくなります

    たとえば家を買うために住宅ローンでお金を借りるとき、金利が高くなると同じ金額を借りても支払う利息が増えるため、返す金額も多くなります。
    反対に金利が低ければ利息が少なくなり、毎月の支払いを抑えやすくなるでしょう

    そのため、銀行からお金を借りる際は金利を比較することが大切です。

    金利が変わると買い物や暮らしにも影響する

    金利が変わると家や車などの大きな買い物だけでなく、町のお店や普段の買い物にも影響が広がります

    金利が上がると買い物をする人が減ってお店では商品が売れにくくなり、仕入れる量を減らしたり、新しい店を出す計画を見直したりするかもしれません。

    反対に金利が下がるとお金を借りやすくなり、買い物をする人が増えます。
    お店に来る人が増えれば、新しい商品が並んだり、町に新しい店ができたりしやすくなります。

    また、日々の買い物でも金利の影響を実感するでしょう。
    たとえばお菓子やゲーム、食料品などの商品の値段です。
    商品の値段は金利だけで決まるわけではありませんが、金利によって買い物をする人の数が変わると値段やセールの行われ方が変化することがあります。

    このように金利の変化は、町のお店の様子や身近な商品の売れ方を通して、私たちの暮らしにも関係しています

    親子で金利について話してみよう

    金利は、実際の数字と結び付けると理解しやすくなります。
    通帳や銀行のアプリを確認すれば、預けたお金に利息が付く仕組みを身近に感じられるでしょう。

    親子で金利について話してみてください。

    通帳の利息を一緒に見てみよう

    銀行口座がある場合は、家族と一緒に通帳や銀行のアプリで「利息」と記載のある欄を確認してみましょう。
    預けた金額と受け取った利息を比べると、金利によってお金がどのくらい増えたのかを実感できます

    また、実際の金利が何%なのか計算してみるのもおすすめです。
    金利は以下の式で求められます。

    金利=利息÷預けた金額×100

    通帳の数字を使って計算すると、金利を自分のお金に関わる仕組みとして理解しやすくなり、身近に感じられます。

    なお、実際の利息は税金や預けた期間によって若干変わるため、正確な金利が知りたい人は銀行のWebサイトやアプリを調べてみましょう。

    金利を知るとお金の仕組みがもっと分かる

    金利について学ぶと社会でのお金の動きが理解できるようになり、日々の日々の買い物やニュースなどを、経済的な視点で見られるようになります。

    まずは、お年玉を預けた場合の利息を計算したり、銀行ごとの金利を比べたりするところから始めてみましょう
    身近な数字への疑問が、社会や経済に興味を持つきっかけになります。

    もっとお金の仕組みを学びたい人は、下記の記事をご覧ください。
    家庭で実践できるお金の勉強の方法が紹介されています。
    家庭でもできる!子どものための「お金の教育」

    また実際の暮らしでは金利だけではなく教育費や貯蓄、毎月の支出など、さまざまなお金をあわせて考える必要があります。
    「将来のお金をどのように準備すればよいか」「いまの家計で無理なく貯蓄を続けられるか」と迷った場合は、家計に合ったお金の計画を一緒に考える専門家のファイナンシャルプランナーへ相談するのがおすすめです。

    家計全体を見直すことで、教育費や貯蓄について、無理のない選択肢を考えやすくなるでしょう。

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