投資家とはどんな職業?仕事内容・収入の仕組み・なり方までわかりやすく解説
「投資家って職業なの?」と疑問に思ったことがあるかもしれません。
会社員や医師のように想像しやすい仕事とは違い、投資家は少しイメージしにくい職業ですよね。
投資家はお金の使い方を通して社会に関わる、ひとつの働き方と考えることもできます。
この記事では、投資家とはどのような職業なのか、仕事内容や収入の仕組み、なり方までを、小学生にも伝えやすい言葉で整理していきます。
投資家とはどんな職業?まず知っておきたい基本

投資家という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどのような職業なのかはあいまいな人もいるかもしれません。
ここでは、投資家の意味や職業としての位置づけを整理していきます。
投資家とは企業や事業にお金を出して応援する人
投資家とは、企業や事業にお金を出し、その成長を応援する人です。
新しい商品をつくる会社や、これから成長していく企業にお金を出し、その活動を支える役割を持っています。
このようにお金を出して応援することを「投資」と言います。そして、企業が成長すれば、その利益の一部を受け取ることができます。
応援したいチームにお金を投資して、そのチームが活躍したら一緒に喜ぶ人と表現するとイメージしやすいかもしれません。
企業が成長すると、新しい商品やサービスが生まれたり、働く人が増えたりします。
その結果、私たちの生活が便利になったり、社会がよりよく変化していったりすることにもつながります。
このように投資家は、ただお金を増やすだけでなく、社会の動きを支える存在とも言えるでしょう。
投資家は職業と言えるの?
では、投資家は職業と言えるのでしょうか。
働き方によって職業とも言えますし、そうでない場合もあるというのが実情のようです。
投資で得た収入を主な生活費としている人は、投資家を職業としていると言えるでしょう。
一方で、会社員として働きながら将来のために投資をしている人もいます。
投資家とは「特定の働き方の名前」というよりも、「お金を使って価値を生み出す社会との関わり方」と考えると理解しやすいでしょう。
会社員でも投資をしている人は多い
投資というと、特別なお金持ちや一部の人だけが行うことのように見えるかもしれません。
しかし実際には、会社員として働きながら投資をしている人も多くいます。
毎月の収入の一部を使って、少しずつ株式や投資信託を購入する人も、広い意味では「投資家の一人」と言えます。
この視点を持つと、投資は特別な世界の話ではなく、将来を考えるうえで誰にとっても身近な選択肢の一つとして考えやすくなるのではないでしょうか。
投資家とはどんな仕事?収入の仕組み

投資家はどのようにして収入を得ているのでしょうか。
ここでは、仕事の内容と、お金の増え方の仕組みを整理していきます。
お金を増やす判断をする仕事
投資家の仕事は、どこにお金を使うかを判断することです。
- これから成長しそうな会社はどこか
- この商品は将来価値が上がりそうか
- 今お金を投資するべきか、待つべきか
こうしたことを考えながら、お金の使い道を決めていきます。
正解が決まっているわけではなく、将来を予測しながら判断を重ねる仕事です。
そのため、投資家の仕事には情報を集めて考え抜く力が求められると言えるでしょう。
配当金や売却益などの収入の仕組み
投資家の収入には、主に次のような形があります。
- 配当金:企業が利益の一部を投資家に分ける仕組み
- 売却益:安く買ったものを高く売ることで得られる利益
ただし、必ず利益が出るとは限りません。会社や株式の価値が下がって損をする可能性もあるため、リスクとリターンのバランスを考えながら行う必要があります。
この点は、子どもに伝えるときにも正直に話しておきたいポイントです。
企業や社会を支える役割
投資家には、企業や社会を支えるという側面もあります。
企業は、新しい商品を開発したり事業を広げたりするために、資金を必要とします。
その資金を提供するのが投資家です。
投資家がいると、
- 新しいサービスが生まれる
- 企業が成長する
- 社会が便利になる
といった流れが生まれます。
このように考えると、投資家は単にお金を増やす人ではなく、社会の成長に関わる役割を持つ存在とも言えるでしょう。
投資家という職業の働き方と種類

投資家と一言で言っても、その働き方や立場はさまざまです。
ここでは、代表的な違いを整理していきます。
個人投資家と機関投資家の違い
投資家は大きく分けて「個人投資家」と「機関投資家」に分けられます。
個人投資家は、自分のお金を使って投資を行う人です。
一方で機関投資家は、銀行や保険会社などが多くの人から預かったお金をまとめて運用します。
大きな違いは、動かす金額の規模と市場(株などを買いたい人と売りたい人が集まる場所)への影響力にあります。
機関投資家は大きな資金を動かすため、市場全体に与える影響も大きくなります。
ニュースで「外国人投資家が買い越した」などと報じられるのは、多くの場合こうした機関投資家の動きを指している場合が多いようです。
専業投資家と会社員投資家の違い
投資家の働き方には「専業」と「兼業(会社員投資家)」があります。
専業投資家は、投資による収入を中心に生活している人です。
一方、会社員投資家は、投資とは別の本業の収入を得ながら、将来のために投資を続けます。
どちらが良いというわけではなく、生活スタイルや考え方によって選ばれています。
投資家=仕事を辞めてお金を増やす人という一面的なイメージにとどまらず、さまざまな関わり方があることを子どもに伝えてあげるとよいかもしれません。
上記4つの投資家の違いをまとめるとこのようになります。

エンジェル投資家などさまざまな投資家
投資家には、投資の目的や対象によってさまざまな種類があります。
「エンジェル投資家」は、これから成長していく新しい会社に対して、個人でお金を出して応援する投資家です。
まだ規模の小さい企業にとっては、大きな支えとなる存在です。
次に「ベンチャーキャピタル(VC)」と呼ばれる投資家もいます。
ベンチャーキャピタルは会社として投資を行い、将来大きく成長しそうな企業にまとまった資金を提供します。
エンジェル投資家よりも規模が大きく、組織として支援を行う点が特徴です。
さらに「海外投資家」と呼ばれる人たちもいます。
これは外国に住んでいる投資家や海外の企業などが、日本の会社や世界中の企業に投資をするケースを指します。大きな資金が動くことも多く、市場に与える影響も大きいといわれています。
このように投資家は一つの形に決まっているわけではなく、
目的や立場によって多様な関わり方があるのが特徴です。
投資家になるには?職業としての始め方

投資家という働き方に興味を持ったとき「どのように始めればよいのか」は気になるポイントですよね。
ここでは、投資家になるための基本的な考え方を整理していきます。
投資家になるために必要な資格
個人が投資を始める場合、基本的には特別な資格は必要ありません。
証券口座を開設すれば、誰でも投資をスタートすることは可能とされています。
一方で、法律上「適格投資家(特定投資家)」という区分もあります。
これは、十分な資産や経験を持つ人を、一般の投資家とは別に扱う仕組みですが、一定の条件があり、誰でもすぐに該当するものではありません。
まずは「資格がなくても始められる」という点を押さえておくとよいでしょう。
投資を始めるために必要な知識
投資を始めるにあたって、いくつかの基本的な考え方を理解しておきましょう。
- 金融商品の違い:株式・投資信託など、それぞれの特徴を知る
- リスクとリターンの関係:利益が期待できるほど、損をする可能性も高まる
- 分散投資の考え方:ひとつに集中させず、いくつかに分けて投資する
これらは難しい専門知識というよりも、お金の使い方を考えるための基本ルールといえます。
お子さんに伝える場合「全部のお金をひとつに使うのではなく、いくつかに分ける」という身近な例から話してみるのも一つの方法です。
お金の使い方や増やし方についての記事はこちらから!
お使い方を知らなきゃ破産する?!子どもに伝えたい「お金を使う力」
投資を活用してお金を増やす力を鍛える!お小遣いを使った投資の練習方法も紹介!
投資を始めるまでの基本的な流れ
投資を始めるまでの流れは、大きく次のステップで考えられます。
- 証券口座を開設する
- 投資する商品を選ぶ
- 少額から投資を始める
最近では、少ない金額から始められるサービスも増えており、以前よりも投資を始めやすい環境になっているといわれています。
ただし、初めから大きな金額を使うのではなく、少しずつ経験を積みながら進めることが大切です。
投資家になるには?小学生から育てられる力

投資家として活動するためには、特別な資格よりも日々の考え方や力が大切になると考えられています。
ここでは、小学生のうちから意識して育てていきたい力を整理していきます。
判断力と情報を集める力
投資では「どこにお金を使うか」を自分で決める必要があります。
- どの会社が成長しそうか
- どのタイミングで行動するか
こうした判断を重ねる場面が多くあります。
判断するためには、情報を集めて比較し、考える力が求められます。
この力は、日常の小さな選択の積み重ねで育てていくことができます。
たとえば買い物の場面で「どっちにする?」と聞くだけで終わらせるのではなく、
- どうしてそれを選んだの?
- もう一つと何が違う?
- どっちの方が長く使えそう?
といった声かけをすると、子どもは自然と「比較して考える」経験を積むことができます。
また、すぐに答えを教えるのではなく「どう思う?」と一度考えさせる姿勢も大切です。
保護者が正解を与えるのではなく、子どもが自分で考える時間が判断力を育ててくれます。
リスクを考える力
投資には、利益を得られるだけでなく損をする可能性もあります。
そのため「うまくいかなかった場合」を事前に考える力も大切です。
この力は、失敗を避けることではなく、失敗を前提に考える習慣をつけることで育ちます。
- お小遣いを使い切ってしまった
- 欲しいものを買ったけれどあまり使わなかった
こうした場面で「もし次に同じことがあったらどうする?どうしたらもっとよく使えたと思う?」と振り返る声かけをすると、リスクを考える力が育ちます。
重要なのは、叱って正解を伝えるのではなく一緒に考える姿勢です。
また、
- 全部使わずに一部は残しておく
- いくつかに分けて使う
といったお金の使い方を日常の中で経験させることも有効です。
「もし〇〇だったらどうする?」といった問いかけを習慣にすると、少しずつ先を考える力が身についていくでしょう。
継続して学ぶ力
投資の世界は、経済や社会の動きによって常に変化しています。
そのため、一度学べば終わりではなく、学び続ける姿勢が重要になります。
この力を育てる上で大切なのは、学びが日常の一部になる環境をつくることです。
- ニュースを一緒に見て「これどう思う?」と話す
- 気になったことを一緒に調べる
- 本や記事を読んで感想を共有する
といった関わり方が挙げられます。
その際、正解を求めすぎず、間違いをすぐに否定しない姿勢も重要です。
「そういう考え方もあるね」「どうしてそう思ったの?」といった声かけは、子どもが安心して考え続けるきっかけになるでしょう。
また、結果よりも、考えたことや続けたことを認めると、学び続ける姿勢が育ちやすくなります。
「学び続ける姿勢」は投資家に限らず、どのような仕事にも共通して求められるものです。
保護者自身がニュースや社会の話題に関心を持つ姿を見せるのも、子どもにとってよい刺激になるでしょう。
投資家という職業のメリットとリスク

投資家という働き方のメリットとリスクを整理していきます。
どちらの側面も知っておくのが、将来を考えるうえで大切です。
資産を増やせる可能性がある
投資家として活動する大きなメリットのひとつは、資産を増やせる可能性があることです。銀行に預けておくだけでは大きく増えにくいお金も、成長する企業や事業に投資すると増える可能性があります。
長い時間をかけて少しずつ積み重ねると、将来のための資産形成につながると考えられています。
ただし、これはあくまで可能性の話です。
状況によっては減ることもあるため「増えるかもしれない」と同時に「減るかもしれない」という両面を理解した関わりが大切です。
収入が安定しない可能性がある
投資家の収入は安定しない可能性がある点には注意が必要です。
会社員のように毎月決まった給料があるわけではなく、市場の動きによって収入は大きく変わります。
思うように利益が出ない時期が続く場合もあります。
特に投資を主な収入源とする場合は、生活とのバランスをどのように保つかを慎重に考える必要があります。
投資家という働き方には、メリットとリスクの両方があることを、あらかじめ知っておくとよいでしょう。
投資家という職業を将来の仕事として考える

投資家は、一般的な職業とは少し異なる特徴を持っています。
将来の仕事として考えるときには、その特徴を知っておくのが大切です。
これからの時代に重要な金融リテラシー
これからの時代は、お金に関する知識、いわゆる「金融リテラシー」が重要になるといわれています。
- お金をどのように使うか
- どのように増やすか
- どのように守るか
といった考え方です。
こうした考え方は、投資家を目指すかどうかに関わらず、日常生活や将来の選択全般に役立つものです。
子どものうちからお金の流れや使い方に関心があるのは、将来の選択肢を広げることにもつながるでしょう。
外ではなかなか教わる機会が少ない分野だからこそ、家庭で話題にする価値があるかもしれません。
仕事にも役立つ投資の考え方
投資の考え方は、他の仕事にも活かせる場面があります。
- 情報を集めて判断する
- リスクを考えながら行動する
- 長い目で物事を見る
こうした力は、多くの職業に共通して必要とされるものです。
「情報を集めて判断する力」は、営業職であれば市場の動向を読んで提案内容を変える場面で、企画職であれば複数のアイデアを比較しながら最善策を選ぶ場面で活きてきます。
「リスクを考えながら行動する力」は、新しいプロジェクトを立ち上げる際などに「うまくいかなかった場合の備えを考える」という形で、あらゆる職種に共通して求められます。
「長い目で物事を見る力」は、目先の結果だけにとらわれず、3年後・5年後を見据えて行動できる力として、キャリアを積むうえでも重要になってくるでしょう。
こうした力は、投資の世界だけで使われるものではありません。
子どものうちから「今だけでなく、先を見て考える」という習慣に触れておくことは、将来どのような仕事に就いたとしても、長く役立つ視点になると考えられます。
投資家になるかどうかに関わらず、投資の考え方を学ぶこと自体に価値があると言えるのではないでしょうか。
投資家になるには?学びを深めるためにおすすめの本
小学生のうちからお金について考える時間を設けると、将来の選択肢を広げることにもつながると考えられます。
ここでは、親子で一緒に学びやすいお金の本を紹介します。
マンガやクイズを通して親子で楽しみながら学べる1冊
『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!お金のしくみ』

マンガやクイズを通して、お金の基本的な仕組みを楽しく学べます。
難しい言葉を使わずに、お金はどのように使われるのか、社会の中でお金がどのように回っているのか、といった基礎を理解できる構成になっています。
「まずは楽しく知ることから始めたい」というご家庭におすすめです。
『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!お金のしくみ』
学校では教わらないお金について学べる1冊
『学校では教えてくれない大切なこと 3 お金のこと改訂版』

日常生活に近いテーマからお金について考えられる内容になっています。
たとえば、
- お小遣いの使い方
- ムダづかいをしない工夫
- 計画的に使う考え方
など、すぐに生活の中で実践できる内容が多く紹介されています。
「お金の使い方」を身近なテーマとして学びたい場合に取り入れやすい一冊です。
『学校では教えてくれない大切な事 3 お金のこと』
お金に対する考え方を幅広く学べる
『10歳から知っておきたいお金の心得』

お金に対する考え方を幅広く学ぶことができます。
お金の稼ぎ方、使い方、向き合い方がバランスよくまとめられています。
単なる知識だけでなく、これからどのようにお金と関わっていくかを考えるきっかけになってくれる一冊です。
『10歳から知っておきたいお金の心得』
こちらの記事では、この書籍についてより詳しく紹介しています。
みらいいおすすめ!「10歳から知っておきたいお金の心得」をご紹介!
投資家とはお金の使い方を考える仕事
投資家はどこにお金を使うかを考え、その結果として企業や社会の成長に関わる存在です。
その意味では、投資家は「お金の使い方を考える仕事」と捉えることもできます。
お子さまに伝えるときには「必ず目指す職業のひとつ」としてではなく、将来の選択肢の一つとして知っておくことが大切かもしれません。
投資家という仕事を通して学べるのは、お金の知識だけでなく、考える力や判断する力です。
こうした力は、どのような道に進んだとしても役立つ可能性があります。
まずは、身近なお金の使い方から親子で話し合ってみるのもよいでしょう。
子どもと一緒に知るキャッシュフロークワドラント!お金の流れから考える働き方とは
お金持ちのその先はお金使ってお金を稼ぐ!レベル0から目指せる投資家(Investor)とは?
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