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小学生が勉強についていけないときに親ができること|自信を育てるサポート術

学校生活
公開日:2026年3月1日 更新日:2026年3月1日
小学生が勉強についていけないときに親ができること|自信を育てるサポート術

「宿題がさっきから全然進んでいないな」「簡単な問題も解けていないな」と感じると、「勉強についていけていないのではないか」と不安になりますね。

しかし、勉強につまずく背景には、必ず何らかの理由があります。

原因が分かれば、保護者としてできるサポートも見えてきます。

この記事では、小学生が勉強についていけない原因のほか、家庭でできるサポート方法や自信を育てる関わり方についても解説。

ぜひ参考にして、子どもの自信を育てていきましょう。

もくじ

    小学生が勉強についていけないと感じたら?まず考えたいこと

    子どもが勉強についていけていないと感じたら、まずはその背景にある理由を考えてみましょう。
    もしかすると、次のような原因が隠れているかもしれません。

    基礎学力が十分に身についていない

    勉強が難しく感じる原因のひとつに、「基礎学力」が十分に定着していないケースがあります。

    基礎学力は、これから学ぶ内容を理解するための土台となる学力。
    応用問題に取り組むには、これまでに学んだ基本的な内容をしっかり理解していることが必要です。
    たとえば、長方形や三角形の面積の求め方を理解しているからこそ、より複雑な図形の面積も考えることが可能となります。

    もし勉強についていけていないと感じるのであれば、今の学年より前の内容に戻り、つまずきがないか確認してみることが大切と言えるでしょう。

    学習習慣や集中力がまだ育っていない

    勉強についていけなくなる理由として、学習習慣や集中力が十分に育っていないことも考えられます。
    毎日の学習が習慣になっていれば、自然と机に向かう時間が確保でき、宿題だけでなく予習や復習にも前向きに取り組めるようになります。

    勉強は、短期間で成果が出るものではありません。
    コツコツと積み重ねる姿勢が大切です。
    まずは「3日続ける」「5日続ける」といった小さな目標から始め、少しずつ学習を生活の一部にしていきましょう。

    また、集中力が十分でない場合、授業中に内容を聞き逃してしまうことがあります。
    その積み重ねで授業内容が分からなくなり、ついていけなくなってしまうのです。

    集中力には個人差がありますが、急に長時間取り組ませるのではなく、まずは15分程度から始めるのがよいでしょう。
    短い時間でも集中できた経験を重ねることで、自信にもつながっていきます。

    正しい勉強のやり方が分からない

    勉強についていけない背景には、「どうやって勉強すればよいのか分からない」というケースもあります。

    小学校では、家庭学習の具体的な進め方まで細かく教わることはあまりありません。
    そのため、最初のうちは保護者がサポートしながら、学習の進め方を一緒に確認していくことが大切です。

    たとえば、分からない問題があったときはどうするのか、復習はどのタイミングで行うのか、間違えた問題をどのように解きなおすのか。

    このような基本的な流れを、実際に隣で一緒に取り組みながら伝えていきましょう。

    勉強のやり方が少しずつ分かってくると、「できるかもしれない」という気持ちが芽生え、自分から取り組む姿勢につながることもあります。

    小学生が勉強についていけない状態を放置するとどうなる?

    子どもが勉強についていけていない状態が続くと、どうなるのでしょうか。
    ここでは、そのままにしてしまった場合に起こり得る影響を紹介します。
    早い段階でサポートを行い、勉強に対するネガティブなイメージを防ぐことが重要です。

    苦手意識が強くなる

    勉強についていけない状態が続くと、勉強に対する苦手意識が強まってしまうことがあります。
    「どうせ分からない」「自分には無理かもしれない」と感じるようになると、机に向かう気力まで失ってしまい、さらに理解が追いつかなくなるという悪循環に陥りやすくなります。

    勉強への意欲が下がる

    勉強についていけない状態が続くと、学ぶことそのものへの意欲が低下してしまう可能性も考えられます。

    「どうせできない」と感じる経験が重なると、勉強からますます遠ざかってしまい、後から取り戻すことが難しくなるケースも。
    だからこそ、毎日少しずつでも家庭で机に向かう時間が欠かせないと言えます。

    自分はできないと思い込んでしまう

    勉強についていけない状態が続くと、成績が下がり、「自分なんかだめだ」と自信をなくしてしまいます。
    その結果、「自分は勉強ができない」と思い込むようになってしまうこともあるでしょう。
    さらに、自発的に勉強へ取り組む意欲が低下し、「どうせ勉強しても無理」とあきらめる癖がついてしまい、自己肯定感が下がってしまう可能性もあります。

    自己肯定感が下がると、挑戦する力も失われてしまいます。
    以下の記事もぜひ参考にしてください。
    直接体験で生きる力を身につけよう!体験が大切な理由とおすすめの体験を詳しく解説!

    小学生が勉強についていけないときに家庭でできること

    子どもが「勉強についていけない」様子を見ると、親としては心配になりますよね。
    そんなときは、家庭で無理なくできるサポートを通して、支えてあげることが大切です。
    勉強についていけるようにするため、家庭でできることを紹介します。

    つまずいている単元まで戻って学び直す

    勉強についていけていない場合、どこかの単元で理解が不十分になっている可能性があります。

    まずは、どこでつまずいているのかを明確にし、その単元までさかのぼって学び直してみましょう。
    子どもが「分かった」と実感できるまで丁寧に取り組むことで、少しずつ自信を取り戻し、勉強にもついていけるようになるはずです。

    短時間でも毎日続ける習慣をつくる

    毎日短時間でもよいので、家庭で学ぶ時間を確保することが大切です。

    学習の習慣が身についていれば、授業で分からないところがあっても、家で復習することで理解を補うことができるでしょう。
    少しずつ学力が伸びていくことで、勉強に対するネガティブなイメージも少なくなっていくのではないでしょうか。


    以下の記事では、授業の復習のタイミングについて詳しく解説しています。
    ぜひ参考にしてください。
    小学生の授業の復習のタイミングは?学年末はどうする?

    勉強のやり方や環境を見直す

    勉強についていけていないと感じたときは、学習方法や環境を見直してみることも大切です。

    ノートの取り方や問題の進め方、予習・復習のやり方などを、具体的に教えてあげましょう。
    低学年のうちは、短時間で取り組める漢字ドリルや計算ドリルを中心に進めるのもおすすめです。
    勉強に慣れてきたら、ノートを読み返して要点を整理したり、教科書準拠のドリルで問題を解いたりして、知識の定着を図るとよいでしょう。
    また、隣で一緒に取り組むことで理解が深まり、学習への意欲も高まりやすくなります。

    さらに、集中しやすい環境づくりも重要です。
    スマートフォンやゲーム機など、勉強の妨げになりやすいものは目の届かない場所に移し、必要な教材にはすぐ手が届くように整えましょう。
    勉強中は、スマートフォンの通知音を切っておくのも効果的です。

    勉強についていけないときは外部の力を借りる

    子どもが勉強についていけていないと感じたとき、自分だけで何とかしようと抱え込む必要はありません。
    担任の先生に相談したり、個別指導塾などを利用したりと、外部のサポートを活用することも大切です。
    これから、具体的な方法をひとつずつ紹介していきますので、子どもに合った支援を選ぶ参考にしてください。

    担任の先生に相談して状況を共有する

    まずは、担任の先生に相談し、学校での様子を確認してみましょう。
    子どもが授業に集中できているか、ノートを取れているかなど、家庭では分からない部分も多くあります。
    学校での様子と家庭での様子をすり合わせることで、勉強についていけない原因が見えてくることもあります。
    家庭学習の具体的なアドバイスをもらえる可能性もあるでしょう。

    また、子どもの特性が関係している場合もあります。
    その際、必要に応じてウェクスラー式知能検査(WISC)を勧められるケースも。
    WISCでは、子どもの得意・不得意や認知の傾向が分かるため、どの分野に支援が必要なのかを把握しやすくなります。
    特性に合わせたサポートができるようになるでしょう。


    WISCの詳細については、以下のサイトで詳しく解説しています。
    LITALICOキャリア

    個別指導塾や学習サービスを検討する

    子どもの勉強を見る時間がなかなか取れないと悩んでいる場合は、個別指導塾や学習サービスの活用も選択肢のひとつです。

    個別指導塾では、マンツーマンで子どもの理解度に合わせた指導が受けられます。
    集団指導の塾ではカリキュラムに沿って授業が進むので、一度つまずいてしまうと、理解が追いつかないまま進んでしまう可能性があります。
    その点、個別指導では分からない箇所を重点的に教えてもらえるため、つまずきを解消しやすいでしょう。

    塾ごとに、指導方針やサポート体制は異なります。
    特徴を比較し、子どもに合った環境を選ぶことが重要と言えるでしょう。

    《公式》個別教室のトライ
    個別指導塾・学習塾【スクールIE】

    自分で勉強ができる子どもであれば、通信教材やオンライン学習サービスを利用する方法もあります。
    自宅学習が中心となるため、集中できる環境があるかどうかも大切なポイントです。
    慣れるまでは、保護者の方が声かけをしたり、一緒に学習を進めたりするとよいでしょう。

    活用する際は、学校の教科書準拠の教材を選ぶのがおすすめです。。
    教科書にそって基礎を積み重ねることで、着実に学力の定着が期待できるでしょう。

    専用タブレットを用いるサービスもあり、手軽に学習を始められる点も魅力。
    保護者向けのカウンセリングやサポート体制が整っているかどうかも、選ぶ際のポイントになりますよ。

    【公式】進研ゼミ小学講座
    【公式】スマイルゼミ
    【公式】小学ポピー
    個別指導塾と教材のどちらを利用するかは、子どもにどのような学習方法が合っているかを考えるところから始めるとよいでしょう。

    小学生の勉強がついていけないときの関わり方

    子どもが勉強についていけないからといって、一方的に叱るのは適切ではありません。
    ここでは、つまずいているときに保護者が意識したい関わり方を解説します。
    お子さまをそっと支えるヒントとして、参考にしてみてください。

    できないことを責めない

    勉強が思うようにできないときこそ、焦らず見守る姿勢が大切です。

    「早く勉強しなさい」「どうしてこんなことも分からないの」といった言葉が続けば、子どもは自信をなくし、やる気も失ってしまいます。
    本当は相談したくても、叱られるのが怖くて言い出せなくなることもあるかもしれません。

    子どもが安心して気持ちを話せる環境をつくるためにも、まずは“できないことを責めない”と心に留めておくことを心がけましょう。

    子どもの「できること」にフォーカスして、成長を認めてあげましょう。
    以下の記事も参考にしてください。
    子どもの「できない」が気になるのはなぜ?親どころのもやもやを紐解いてみよう(教えて!マスターRiku Vol.2)

    前向きな会話を心がける

    勉強についていけない子どもは、「分からない」「楽しくない」という気持ちから、学習への意欲が低くなりがちです。
    自分から取り組む姿勢を育むためにも、前向きな声かけを意識してみましょう。

    「焦らずやってみよう」「分かったらきっと楽しくなるよ」「間違えても大丈夫。もう一度やってみよう」

    このような言葉は、子どもの不安をやわらげ、やる気を引き出すきっかけになります。
    寄り添う言葉が増えることで安心感が生まれ、少しずつ学習に向き合う気持ちも育っていきますよ。


    以下の記事では、子どものやる気を伸ばす声かけについて紹介しています。
    こちらも合わせてチェックしてみてください。
    知っておきたい! 子どものやる気をグングン伸ばす「言葉がけ」とは!

    小さな成長を自信につなげる

    勉強についていけない子どもには、「自分にもできる」という感覚を育てることが大切です。

    最初は「簡単な問題」や「短い学習時間」など、達成しやすい目標から始めましょう。
    小さな成功を積み重ねることで、「自分でもできるんだ」と少しずつ自信を持てるようになります。

    また、どんな小さな成長も見逃さず、具体的に褒める姿勢も欠かせません。
    「この前より難しい問題が解けたね」などと伝えることで、子どもは努力が認められたと実感できます。
    こうした積み重ねが自己肯定感を育み、自信もさらについていくでしょう。


    子どもの自己肯定感を高める方法については、以下の記事も参考になります。
    小学生の自己肯定感を高める方法とは? 子どもと今すぐ始められること!

    子どもが勉強についていけないときは、できることから支える

    「子どもが勉強についていけていないかもしれない」と感じたら、まずはできることからサポートしてあげましょう。
    短時間でも学習習慣を身につけることや、勉強の進め方を一緒に考えることが第一歩となります。
    家庭だけで抱え込まず、必要に応じて担任の先生に相談したり、個別指導塾や学習サービスを活用したりするのもひとつの方法です。

    一緒に学習を進める際は、できないことを責めるのではなく、子どもに寄り添う姿勢を意識しましょう。
    小さな課題を一つずつクリアしていくことで基礎学力が着実に身につき、自信も少しずつついていきます。
    たくさん認めて、たくさん褒めながら、“学ぶことの楽しさ”を丁寧に育んであげてください。

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